気になる芸能界

レンタルソフトやゲーム、書籍も扱う「TSUTAYA」が、東京の
代官山に新しいタイプの書店をオープンして話題となりました。

TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブが
オープンさせた新しいタイプの書店は「代官山蔦屋書店」で、
代官山の「代官山T-SITE」の敷地内にオープンさせています。
ちなみに、代官山T-SITEも、カルチュア・コンビニエンス・
クラブがオープンさせた商業施設で、約1万2000平方メートル
もの敷地面積があるとのことです。これらの施設はカルチュア・
コンビニエンス・クラブの増田社長の資産管理会社が投資して
完成したそうで、カルチュア・コンビニエンス・クラブに
とっては10年に1度の大規模な事業と言われています。なお、
詳細な投資金額は発表されおらず、大規模な商業施設にも
かかわらずオープニングイベントなども開催されていません。

代官山T-SITEに完成した蔦屋書店は、「大人のTSUTAYA」を
コンセプトとしてオープンしました。若者たちをターゲット層
とした派手な集客を控えており、メディアへの露出を意識的に
抑えているようです。また、対外的な公表もほとんど行って
いません。実際に訪問してみるのが、全容を知るためには
いちばんいい方法かもしれません。

大人を意識した新しいTSUTAYAは、外観はおよそ書店とは思えない
オシャレな作りで、目立つ看板もありません。また、コミックや
学習参考書もおいていません。若者向けではない、というよりも
若者の来店を拒否するような品ぞろえです。充実しているのは
国内外の雑誌約2300種類、さらに旅行、料理、クルマといった
趣味の分野のほか、アート、建築、哲学、歴史、宗教、文学など
専門書で、徹底して大人を意識している様子が伝わってきます。